大造じいさんとガン

東京 若葉の会 3月定例会

3月の若葉の会では、大造じいさんとガンの実践報告を基に、今後の研究について話し合いました。


大造じいさんとガンでは、児童が友達と考えを伝え合い、深い読みができるとともに、構造化力を高めたいという思いのもと、GIGAスクール構想で配布されたタブレットのロイロノートを使って実践しました。

学習計画は以下の通りです。

本学級では、話の軸を残雪への尊敬と考え、その軸をもとに「大造じいさんがいだいた残雪への尊敬とはどのような心だろうか」という読みのめあてをもって学習をしました。


最も残雪への尊敬が表れている文として、

(ハヤブサから仲間を守ろうとする残雪を見て)再びじゅうをおろしてしまいました。

②大造じいさんは強く心を打たれて、ただの鳥に対しているような気がしませんでした。

③いつまでもいつまでも見守っていました。

3つで意見が分かれたので、その場面の大造じいさんの心情を考えながら話し合いました。

単元の終わりには、子供たちは、「大造じいさんは、残雪の賢さや仲間を命がけで守るところに尊敬したのだと思う」「死を目前にしても頭領としてのプライドを捨てないところに尊敬した」などと考えをまとめていました。 


ロイロノートを使うことで、普段なかなか考えを伝えられない友達の考えも共有できるという良さがありました。また、全員の考えがぱっと見て分かるので、お互いの考えを比較したり、特定の考えを取り上げたりして話し合いができました。


実践報告をもとに参加者で助言や課題などについて話し合いました。

それらについては、研究会としてさらに深めていきたいところです。

まずは、429日に予定されている東京フォーラムで検討できればと思っています。