· 

子供が「実感」をもてる学習を目指して

今回の若葉の会には、三重の前田先生も参加してくださり、理論の学習をしました。

理論については、前回の定例会でも課題となっていたので、改めて金井先生の著書「構造思考をはじめよう」を読みながら学び合いました。


まずは構造思考トレーニングでつける3つの考える力である洞察力、分析統一力、観点変換力ついて復習をしました。(P3435)


次に、分析統一思考をつけるためにどうするのか話し合いました。(P4447)

重みづけをする時には、意味づくりをして比較して検討すると、子供達にも分かりやすいと、「自転車」のトレーニング文が載っています。

(※意味づくり:本文を読み取り、登場人物になりきってその心を表現する。)


前田先生からも、その思考トレーニングの意味を子供たちが実感していることが大切だと助言していただきました。

なぜ、そのトレーニングや手立てをやると子供たちにとって良いのか。

この問いに答えられなければなりません。

トレーニングが形式的なものにならず、子供目線に立った指導を心掛けなければと感じました。


原因やきっかけを表す周辺文()についても、中心文との関係を考えて意味づくりをすることで、中心文に込められた気持ちをより詳しく理解できるということを再確認しました。


意味づくりは思考トレーニングではないですが、意味づくりを生かしていくと心の重みづけや文と文の関係が掴みやすいことが分かりました。